作成したウッドデッキ図面から材料の必要数を求めます(木拾い)。


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最終更新日:2017年09月24日

作成した図面から木拾いをして資材の必要数を決めます

木拾いの方法は次の通りです

木拾いとは、各部材の必要数を原材料木材の必要本数に置き換える作業のことです。
この時、原材料となる木材の長さを木拾い長さ、必要な原材料木材の本数を木拾い本数と言います。

木拾い長さは、国産材では4メートル材が一般的です。北米材は13フィート(4メートル弱)、サーモウッドを含む欧州製材品は長さ3.9メートル材が木拾い長さとなります。
木拾い長さは、多目的に一番多く使用される使い勝手の良い木材の長さです。
このため木材業界では木拾い長さ4メートル材や3.9メートル材を「定尺(ていじゃく)」と呼びますが、木材業界内でしか通用しない言葉です。
「定尺」は、大工さんを除く建築業界や設計士さんには全く通用しない業界専門用語です。



それでは、木拾いを開始いたします。木拾い長さは3.9mメートル(3900mm)です
説明のため各部材ごとの3.9m材必要数は茶色で、残りの長さと数量はだいだい色で記載いたします。

デッキ床板の必要数

  1. デッキの出幅は2000mmのためJ-DECK33x95(目地5mm)が20枚必要
  2. J-DECK長さは3900mmのため、床板3000mmに使用した残りは長さ900mm20枚

幕板の必要数

  1. 幕板3000mm:必要数1枚残900mmが1枚
  2. 幕板2000mmと845mm:必要数1枚残1055mmが1枚

根太の必要数

  1. 根太2000mm用:必要数6枚残1900mmが6枚

合わせ束の必要数

合わせ束は2種類有ると便利です合わせ束、根太、デッキ床板の納まり

  1. 束の必要数は平面図より24個ですが、束の長さはまだ決まっていません。作図段階では束の長さは仮の長さとします。
  2. 束の仮の長さは住宅の基礎の高さ以下のため束の仮の長さは450mmとします。
  3. 従いまして合わせ束作成に必要なデッキ材は、長さ450mmで72本(24個x3本/個)となります。
  4. 床板、幕板、根太の残材は束として使用しますので、残材で束が必要数作れるかを計算します。計算結果は残材で68本の束材が作成できます。束材の必要数は72本ですので不足数は4本となります。
  5. 束材不足数を補うために木拾いに1本追加します(長さ3900mm)。

以上で木拾いは終了です。茶色の数字を合計しますと木拾い結果として原材料の必要本数が分かります。
しかし、木拾い結果は余裕のない本数です。図面は正しいのか、加工ミスはしないのかなどが気にかかります。



木拾いの結果と調達数(購入数)

  1. 木拾いの結果、デッキ本体作成にはサーモウッドJ-DECK(サイズ33x95x3900m)が29本必要となります。
  2. 調達数(購入数)を決めます:木拾い結果29本には余裕本数は含まれていません。加工ミスをするかもしれません。階段の材料も必要です。テーブルや椅子も自作できるかもしれません。これらを考慮して調達数を決めます。
  3. 一般的には木拾い数量に5%の余裕を持たせた数量が調達数(購入数)となります。


部材サイズの共通化のメリットについて

  1. 例示したウッドデッキ本体(2mx3m)作成に使用するJ-DECK33x95x3900の歩留まりは99.3%となり非常に高い歩留まりとなっています。
  2. 高歩留まりの要因は、木拾い長さ3900mmとデッキ部材各サイズの共通化によるものです。
  3. 一般的に製材品(原材料)の歩留まりは95%を超えることは困難です。DIYでは歩留まり90%を合格ラインとして材料のサイズや長さそして品質を決めて下さい。歩留まり90%では10%の材料を捨てることになります。