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最終更新日:2017年09月24日

原材料は北欧製材規格”Aグレード”を採用

ウッドデッキにも美しさが必要です

北欧製材等級A、B、Cの用途

J-DECK33X95用原材料の節イメージ
サーモウッドは北欧フィンランドで開発された環境に優しい外構用木材です。従いましてサーモウッドの原材料規格は北欧製材規格となります。
当該規格の等級はA(A1、A2、A3、A4)、BCの3通り(Aを細分類すると6通り)に分類されます。
A等級は建具材向けの等級、
B等級は構造材などの見えなくなる部材として使用されます。
C等級はB等級材の廉価材として使用されることがありますが製材メーカー各社は日本向けには輸出を自粛しています。
C等級未満がハネ材(reject)として梱包材などに使用されます。

サーモウッド共通仕様は製材等級A+B、J-DECKは製材等級A

J-DECK33X140用原材料の節イメージフィンランドサーモウッド協会では、サーモウッドの原材料等級はA+Bとしていますが実質はB等級(B only)となります。特にRedwoodのA等級は高値で売れるためA+BではAの混入率は極めて少なくなります。
ホームセンターで売れ残ったサーモウッドにはC等級も散見されます。
C等級の混入はサーモウッド全体の評価を下げる行為となりますので流通各位の真摯な対応が望まれます。
当社のサーモウッドには北欧製材規格Aグレードを採用していますが、割合的にはA3とA4が多く、A2は少なく、A1は非常に少なくなっています。
ウッドデッキや外装木材などの外構木材には美しさが必要です


参考までに北欧製材規格A、B、Cのイメージ写真を記載します。写真の樹種はRedwoodで、すべて木表(Outside Face)の写真となります。数枚の写真で節形状を説明することはできませんので写真はあくまでも参考程度にご覧ください。

北欧製材規格の旧称等級について(木材業界者向けに):日本では今でも北欧製材規格(欧州材)の等級を旧称で呼ぶのが一般的です。旧称の等級は1等から6等のように数字を使用しますが、1994年からはA、B、Cの等級が正式名称となっています。私も旧称等級を使用することが多いのですが、使い勝手は正式名称の方が良いと思われます。旧称では1等から4等込みをアンソーテッド(A/C)と呼び、1等から5等込みをソーフォーリング(S/F)または5th&betterなどと言いますが、正式名称ではAやA+Bのように簡潔明瞭となります。

J-DECKの曲がり、割れ、サイズ誤差の規格

曲がり、割れ、サイズ誤差等は製材の日本農林規格(JAS)で説明いたします

「幅方向の曲がりとサイズ誤差が少なく」、「低含水率の製材品」がプロが使用する木材です。DIYで使用する木材はプロ好み以上の規格が必要です。

森林認証
PEFCまたはFSC認証材(メーカーにより異なる)。
100%植林木(植林木しかありません)。
含水率
生産時の含水率は5%から6%(D15)。

含水率25%以下はD25、20%以下はD20、15%以下はD15と呼びます。D25は断面積の大きい梁や桁用の含水率です。

お届け時の含水率は保管場所(主に長野県)の平衡含水率。

・長野県の平衡含水率は季節により異なりますが、サーモウッドでは5%から8%と思われます。

・平衡含水率とは、木材内の含水率が大気中の湿度と調和し吸湿も排湿もしなくなる(平衡状態)含水率です。

製材品は乾燥する過程で、割れ、曲がり、サイズ不良が発生しますので乾燥処理材を使用します。できればD15、少なくともD20の乾燥材を使用して下さい。ベストは平衡含水率材の使用となります。
認定寸法
SD15(乾燥材でプラス1.5mm、マイナス0.5mm)

・J-DECK33X95mmの幅誤差ははマイナス0mmからプラス1.0mmと思われます。

・J-DECK33X140mmの幅誤差はマイナス0mmからプラス1.5mmと思われます。

木材のサイズは気候(湿度)の変動により僅かに変動します。サーモウッドの変動幅は原材料樹種の半分に軽減されています。

節(かけ、傷、穴を含む)
甲種構造材製材ⅠのJAS1級(材幅の20%)、一部JAS2級(材幅の40%)

・製材品を横架材(梁、根太等)として使用する部材を甲種と呼び、厚み(短辺)が36mm未満または厚み36mm以上幅90mm未満をⅠとし、その他をⅡとする。

・以降、甲種構造材製材Ⅰを省略して単にJASと記載。

・柱等の縦使用は乙種構造材と呼ぶ。

丸身(りょう線上のかけおよび傷を含む)
JAS1級(10%)

・J-DECKは基本的に丸身に類似する欠点はありません。有っても根太等で使用するには全く問題のない程度です。

・JAS2級(20%)、JAS3級(30%)となります。

貫通割れ
JAS1級(木口、長辺寸法以下)

・基本手に木口の貫通割れは有りません。有っても5cm以下で、束として使用して下さい。

材面の割れ(表面割れ)

・JAS規格には表面割れの規格が有りませんが、J-DECKでは軽微な表面割れが発生している場合があります。特に木表側の材幅中央に発生。

・J-DECKは人工乾燥処理をしていますので、その処理工程中に発生する軽微な割れを無くすことはできません。この軽微な割れを現地メーカーはマイクロシェイクと呼んでいます。

目まわり
JAS1級(短辺寸法1/2)

・木口の年輪に沿った剥がれを目まわりと言います。

・JAS2級の目まわりも短辺寸法1/2ですが、JAS3級の目まわりには制限がありまあせん。

・目まわり材はウッドデッキでは束材など木口が見えなくなる部材に使用します。

繊維走行の傾斜
JAS1級(1:12)

・「繊維走行の傾斜」とは「目流れ」の事で、木目が真っ直ぐかどれ位曲がっているかとなります。

・「1:12」は120cmで10cmの目流れとなります。

・「目流れ」が大きくなると「曲げ強度」が著しく低下します。米杉の目流れ材は根太には使用しないように注意します。床板には使用可能と思われます。

平均年輪幅
JAS1級(平均8mm以下)

・北欧製材品の年輪幅は10mmで3本以上となります。強度的には10mmで5本以上の製材品が最適です。

腐朽
JAS1級(無いこと)
曲がり
JAS1級(A=軽微)

・甲種構造用製材ⅡJAS1級の曲がりは長さに対し0.2%以下、仕上げ材は0.1%以下と明記。

・J-DECKの幅方向の曲がり(反り)は構造用製材ⅠおよびⅡのJAS1級である。

・J-DECKの厚み方向曲がりは構造用製材ⅠおよびⅡのJAS1級がメインでJAS2級(長さに対し0.5%以下)が混入することがある。