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最終更新日:2017年10月25日

サーモウッドJ-DECKはサーモウッドを日本で普及させる目的で開発

サーモウッドの誕生国、フィンランドについて

フィンランドの国土面積は日本の8割ほどで、人口は約600万人の北欧の国です。
国民性は寡黙で実直、治安が良く、対日感情の良い国と言うのが私の印象です。

このサイトをご覧いただいている皆さんは、北欧の国『フィンランド』で何を連想されますか。
フィンランドは、『森と湖の国』であり、『福祉』、『教育』、『環境』などでも優れた国です。
『オーロラ観光』、『ムーミン』そして『サンタクロース』の国としても有名です。

フィンランドは世界有数の森林資源国でもあり、製紙や木材製品などの生産量と技術でも優れた国です。
森林資源は100%植林木で計画的な植林と伐採を数百年前から繰り返しています。

フィンランドには売上高が世界のトップ10入りする大手総合林産企業が3社もあります。
大手3社とは、ストーラエンソ(StoraEnso)、ユーピーエム(UPMキュンメネ)、メッツァ(METSAグループ)となります。METSAの木材製品部門はフィンフォレスト(finnforest)と別名で呼ばれています。
日本の総合林産企業の最大手は世界第9位の王子製紙グループさん(2008年現在)ですので、フィンランドが世界有数の森林資源立国であるかがお分かりいただけると思います。


サーモウッドJ-DECKは日本向けウッドデッキ仕様として2003年に誕生

サーモウッドが2001年にフィンランドで開発されたことは、「サーモウッドとは」のコナーで説明いたしました。

サーモウッドはフィンランドのVTT(民間研究機関)が開発したエコロジーな高耐久性木材です。
しかし、サーモウッドの研究開発はVTTだけで行ったのではなく、フィンランド国内の複数の大学や研究機関そして大手総合林産企業も参画しています。このようにサーモウッドはフィンランドの木材関連の英知をあげての開発であり、フィンランドの国策であるとも言われています。
サーモウッドの開発に参画した大手総合林産企業がストーラエンソとメッツァ(フィンフォレスト)の2社です。
欧州ではサーモウッドは誕生とともに建築物の外装木材として普及しています。

2003年、ストーラエンソの日本担当営業部長(ハンヌ フルッコ氏)とサーモウッド担当部長(ダンカン メイヤ氏)が来日し、当方と日本市場でのサーモウッドの普及について打合せをしました。
当時の日本では、各種法規制もあり外装木材(建築物の外装として木材を使用する)として普及させるのは困難であることを説明し、デッキ材として普及させることになりました。
そこで、日本向けデッキ材仕様を検討し、同意に達したのが『サーモウッドJ-DECK』です。

『サーモウッドJ-DECK』の仕様は、フィンフォレスト(finnforest、METSAグループ)でも採用することになり、フィンランドのサーモウッド大手2社の日本向けサーモウッドのデッキ材仕様となっています。
現在では、『サーモウッドJ-DECK』は3社で生産し、4社目からも採用要請(2009年秋)が来ています。
当社に販売力があれば多くのサーモウッドメーカーに『サーモウッドJ-DECK』を生産していただき、日本の標準デッキサイズとしたいのですが、現状は厳しく3社による生産でも多いくらいです。モノは良いのですが。(手前みそで申し訳ありません)

サーモウッドJ-DECKの主な仕様と特長

  1. 木目の美しいデッキ材:世界で針葉樹の木目を愛でる国杢は、フィンランド(北欧)人そして日本人です。(デッキ材に木目の美しさを忘れていませんか)
  2. 高品質:原材料の品質を高めるため北欧製材規格の上位クラスを採用する。サイズ精度や反り(幅方向)などの欠点を無くす。
  3. 部材数を軽減するサイズ:束・根太・床板・幕板などの各サイズは共通サイズとして、適材適所に無駄なく使用できる。
  4. 使い勝手の良いサイズ:欧州既製品サイズ(厚み24mm,26mmなど)や北米サイズ(38x89mmなど)に拘らず、使い勝手の良い日本向けデッキサイズとする。現在では33x95mm、33x115mm、33x140mmの3種類のサイズ。
  5. 安価:目標価格は米杉(WRC:ウェスタンレッドシダー)同等以下とする。

サーモウッドJ-DECKの詳細説明は、当社の別サイトをご覧ください。詳細はこちら


次のページでは、サーモウッドJ-DECKが如何に高品質であるか説明させていただきます。
当社の本業は特定住宅メーカー用木材などの開発と販売です。住宅用木材を開発してきたものとして、デッキ材の品質の悪さには驚いています。未だに未乾燥材や不十分な乾燥材が平然と流通しているのはデッキ材の市場だけではないでしょうか。
そして、デッキ材販売サイトでは「木材は自然物」であるための理由で大幅な不良を許容する案内が散見されます。その多くの方が木材業者ではありません。木材全体のイメージダウンとならない事を願うばかりです。