ウッドデッキの図面作成手順。完成図から書き始めます。


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最終更新日:2017年09月24日

自宅の庭用にテーブルと椅子を作成

使用した道具や作成のポイントそして反省点をお知らせします。

完成したテーブルと椅子
BBQで使用しない時はテーブルは作業台として椅子は濡れ縁として使用します。
メンテナンス(再塗装)を考慮しテーブルの天板と椅子の座面は取り外しができる構造としました。


2016年GWに庭用のテーブルと椅子を作成しました。サーモウッドは加工時の不良材を使用していますが、当説明では良品使用とした木拾いと原価計算をいたします。

作成手順は以下の通り。

Step1:使用目的、作図、木拾い
Step2:テーブルと椅子2脚の各部材の長さカット、塗装
Step3:テーブルと椅子2脚の組み立て
Step4:テーブル、椅子の仕上塗装(再塗装)
参考①:使用した道具と道具の使い方

Step1:作成の目的、図面、木拾い(作業時間2時間)

Step1-1 作成の目的:
自宅の庭に、4人から6人で使用するテーブルと椅子を作成する。

DIYで作成するテーブルと椅子は、目的に合ったサイズや用途で作成しますので、ご家族の意見を取り入れることが肝心です。

Step1-2 図面作成:
テーブルと椅子(2脚)
の図面
普段はフリーハンドで図面を作成していますが、サイトに掲載するため定規を使用しました。図面には記載していませんが、テーブル天板の水平はどの部材で出すのか、屋外使用のため木材と木材が接する箇所を少なくする施工(組み立て)方法を考慮しています。


図面右下の「長さカット」は短辺x長辺x長さと本数そして材の使用する方向を記号で記載しています。FW(Flat Width=長辺が幅)、EW(Edge Width=短辺が幅)、V(Vertical=縦使い)などの記号で用途を表示。同じサイズでもFWは厚み反りが少ない材、EWは幅反り(刀反り)が少ない材を採用します。

Step1-3 木拾い:
各サイズ(短辺x長辺)毎に、原材料長さ3900mmが何枚必要かを把握します。

当テーブルと椅子2脚では、最大長さが1200mmのため各サイズ毎にカットする長さの合計値を求め、その値を3900mmで割り算し計算結果が3.5枚前後であれば4枚、計算結果が3.8枚前後であれば5枚と木拾いしました。割といい加減な木拾い方法ですがDIYを多くしていますとかなり正確な木拾いとなります。

Step2:テーブルと椅子の各部材を長さカットし全面塗装

図面の「長さカット」を参考にして全ての部材をカットし、塗装前にサンドペーパー(番手100〜180、今回は100番)でカットした面のバリを取り除く。ここまでの作業は午後3時までに終了する。
長さカットしバリを取り除いた材を全面塗装する。この作業は日没前に完了する。

(注)原材料の端部は5mm前後切り落としてから目的の長さカット(「砂切り」)をします。「砂切り」とは木材を林場に立てて保管した時代の名残で、木材の端部には砂が付着しているためこの部分を切り落とす木口カットのことです。現在の「砂切り」の目的は木口の欠点除去や木口の直角精度を出すための作業です。

屋外で使用する木材の初回塗装は木口を含め全面塗装します。全面塗装しますと木材の耐久性は2倍となります(あくまでも経験値です)。今回使用した油性塗料は「シッケンズ セトールHLSe 」ダークオークとウォールナットを同量混合した焦げ茶色としました。
塗装は日没までに完了する工程で、長さカットを済ませます。今回は一部日没の塗装作業となり、塗料の液だれが発生していまいました。

Step3:テーブルと椅子の組み立て

Step3-1 テーブルの組み立て:
テーブルの組み立て仕様は下記となります。
①テーブル天板と脚はビス止めしない。メンテナンス再塗装が十分できるようにするため。また、テーブル全体の重量では一人で移動できないため。
②テーブル天板の隙間はゼロとし、天板を構成する6枚の板はテーブルの裏側に4枚の板でビス止めする。
③テーブル天板の水平は、脚部の短辺側板2枚で出し長辺側板2枚より2mm高く取り付ける。
④短辺側板と長辺側板の収まりは「留加工(45度カット)」としない。
⑤4本の脚は33x95mmの2枚合わせとする。

(注)上記④では、側板を45度と45度にカットした収まり(留加工)としていません。屋外で使用する木材の「留加工」は腐りやすくため。

テーブルと脚部と側板
2枚合の脚は長辺側板より低くし、長辺側板は短辺側板より低くなるようにビス止め。短辺側板は、天板の水平を出すために取り付け精度を高くします。


テーブル天板は脚部と固定しません

テーブル完成の画像です

Step3-2 椅子の組み立て:
椅子の組み立て使用は下記となります。
①使用しない時は濡れ縁として使用する。椅子の高さは濡れ縁の高さとする。
②椅子の座面の隙間は10mmとする。
③椅子座面の水平は、脚部の長辺側板で出す。
④椅子の脚は33x65mmの2枚合わせとし、座面の幅(短辺)に合わせて取り付ける。濡れ縁使用では濡れ縁の脚は濡れ縁の短辺内側に設置しない。
⑤メンテナンス再塗装を考慮し座面と脚部は固定しない。

椅子座面と脚部は固定しない

椅子端部の収まり方:木材と木材は必要以上に接しない

使用した道具①:

  1. ステンレス製ビス65mm(SUS NJDK65)、座掘り下穴キットS
  2. ステンレス製ビス90mm(SUS NJDK90)、座掘り下穴キット、テーブル天板の裏側止めで使用。
  3. インパクトドライバー2機:座掘り下穴用とビス止め用
  4. 電動丸ノコ、ヤスコ、鉛筆
  5. サンドペーパー:木材カット時のバリ取り。番手100番。
  6. 巻尺(JAS1級、5.5m)、曲尺(50cm)
  7. 油性塗料:シッケンズ セトールHLSe ダークオークとウォールナット、ローラ刷毛のローラ
  8. 電卓:木材の長さカットでは図面の長さが正しいか再確認するため。